内見時のチェックポイント(画像付き)

先日、実際にお部屋を見に行く場合のチェックポイント(まだお読みでない方はチェックしてみて下さい)についての記事を先日書きましたが、読み返してみて「画像があった方が分かりやすいよな・・・」と自分で思いました。
ですので、今日は実際に私が部屋に入った際に、どんな所をチェックしているかを画像付きで解説させて頂きます。

居室の形は長方形?正方形? 柱の出っ張りは?

家具の配置に影響するのがこのお部屋の形です。一般的には正方形の形が広く見えやすいと言われています。また、長方形(奥が長い)の形で8帖くらいになって来ると、ベッドを置いてその奥にソファを置くことも出来るようになってくるので、一番オーソドックスな使い方が出来るのが長方形の形だと思います。
後、お部屋の角の出っ張りがどのくらい出ているかによって、お部屋の広さそのものや圧迫感が変わりますので、この辺りは注意してみておくと良いです。
最近は「アウトポール設計」と言って、お部屋の外側に柱が来るように建てるマンションも増えているので、こういった物件を選ぶと家具のレイアウトがしやすくておススメです。

キッチン周りの使いやすさ

自炊をされる方は結構大事なポイントです。チェックして頂く大事なポイントは以下の3点。

1.コンロは何口? 形状は?

1口コンロか2口コンロが一般的です。2口が一番多いですが、その中でもバーナーの位置が写真のように縦並びの場合と、斜め並びの場合があります。手前でフライパンを使いながら奥で焚き物なんかをする場合は斜め並びが使いやすいです。(斜め並びの所は少ないですが・・・) 1口コンロの場合は料理がしにくいので、自炊派には2口以上のものがおススメです。ちなみにIHコンロの場合は鍋が専用鍋でないと行けなくなりますが、掃除が楽というメリットもあって、一長一短です。

2.シンクの大きさは?

最近、すっごくお洒落で綺麗な物件が多くて、内見時もめっちゃテンション上がるのですが、自炊派の方はキッチンの形状はとっても大切! 特にシンクの大きさがめっちゃ小さい場合はかなり使いにくいので注意が必要。右の写真くらいあればそこまで使いにくいとはならないんですが、時々「フライパン洗えないよね?」ってくらい小さなシンクもあります。

3.シンクとコンロの間のスペース

これも単身向けの物件にかなり多いのですが、まな板を置いて切っているときに、重心のかけ方を間違えると全部シンクに落ちてしまったりするキッチンは結構多いです。作業台が広い方が当然使いやすいので、自炊派の方は要チェックですね。

洗面台の収納スペース

筆者は40過ぎのおっさんですが、気持ち悪いことにアメニティ類が結構多いです。洗顔料、化粧水、乳液(昼用・夜用)、日焼け止め、ヘアブラシ、寝ぐせ直し、ハンドソープ、ハンド用消毒液、うがい薬、石鹸、歯磨き粉、ホワイトニング用歯磨き粉、歯ブラシ数種類、歯間ブラシ、カミソリ、リップクリーム、ピーリング剤・・・ざっと思いつくだけでこのくらいは入っています。(男のくせに多すぎなのは分かっています)
写真のように鏡の裏が収納になっているタイプの洗面台でないと、全く対応が出来ないので、部屋を選ぶ際は必ずこういった収納になっているタイプを選ぶようにしています。
後、出来ればシンクもそれなりの大きさの方が使いやすいので、その辺りをチェックしてもらえると良いと思います。

エアコンは古くないですか?

最近のエアコンはちょっとやそっとじゃ壊れないのですが、やはり10年前のエアコンと5年以内の比較的新しいエアコンでは電気代が変わります。後、10年前のエアコンなんかの場合は修理するにしてもメーカーさんが部品を持っていないケースもあるので、いずれにしても不具合があったら交換になることが多いですね。
(修理や交換になっても入居者負担になることは稀ですが、夏にエアコンが壊れると結構大変です)
確認するにはエアコン本体の下のステッカーに何年製造か書いてありますので、チェックしてみましょう。

洗濯機廻りの広さや棚の有無

文章にするよりも写真の方が分かりやすいです。例えばドラム式の洗濯機を使われている方は、そもそも置き場所に十分な広さがないと置けません。写真の場合は扉を開いたときの一番小さい部分が洗濯機よりも大きいか確認してください。ちなみに引越し業者や電気屋さんは扉を外しての搬入はほぼしてくれないので、もしも「外したら入るじゃん!」って場合は自己責任での対応になります。
また、洗濯機置き場の上部に棚があると、洗剤や柔軟剤を置けて便利です。(自分で突っ張り棒をするのも手なんですが、壁紙に型が付いたりしたら、退去時の請求項目になってしまいますので注意です)

管理会社や入居者の質が分かる!? 共用部のチェックポイント

かなり大切なポイントです。例えば駐輪場でいうと、自転車が乱雑に停められていたり、そもそも自転車置き場のラック以外の所に停められていたり、放置自転車(多分以前の入居者のもの)が置かれたままホコリをかぶっていたりした場合は、そもそも管理会社がやる気がなかったり、あまり力を入れていない可能性があります。こういった管理会社に当たると、入居後に何かトラブルが起こっても、対応が遅かったりそもそも対応してくれない場合もありますので、注意が必要です。
また、ゴミ置き場の中も可能であれば見せてもらうと良いです。粗大ゴミが沢山置きっぱなしになっていた場合は、ルールを守れない入居者が多いとも言えるので、入居後のトラブルにつながる可能性があります。

まとめ

この辺りが、私が特に気を付けてみておいて欲しい項目になります。他にも人それぞれこだわりがありますので、ご自身がどんな所を気にされているかによって見るべきポイントが変わりますので、希望条件と合わせて検討してもらえると良いと思います!

投稿者プロフィール

出野 勝巳
出野 勝巳
1980年生まれ。若い頃はしがないバンドマンでヴォーカルをしていた。
不動産会社に勤務する傍ら、お酒を止めたことを機に39歳から勉強を始め、宅建を皮切りに管理業務主任者、簿記2級、行政書士と資格取得を通じてステップアップし、開業に至るという変わった経歴を持つ。