初めての一人暮らしだと、初期費用の他に何がかかる?
初めて一人暮らしの場合は揃えるものが多く、何かと費用がかさみます。どのくらいの予算を用意しておけば良いのか分からない方も多いのではないでしょうか?(実際に私も初めての一人暮らしの時は何を揃えて良いのか分かりませんでした) 今回は私と私が担当させて頂いたお客様を例に、大体どういった費用などが必要になってくるのか解説させて頂きます。是非ご確認下さい。
月々の目安家賃
家賃は、一人暮らしの生活費の中で大きな割合を占めます。そのため、無理なく支払える金額を決めることが大切です。一般的に、家賃は手取り収入の3分の1以内に抑えるのが目安とされています。入居審査も大体、給料の額面(税金とか何も引かれていない額)の33%未満くらいに納まるところが、妥当な家賃と審査されると言われています。仮に家賃6万円の所だと給料は18万円、家賃7万円の所だと給料は21万円といった具合ですね。
初期費用は大体どのくらい?
以前に初期費用に関する解説ページを作りました。(興味があればご確認下さい) もう少し簡単な説明文でリライトすると以下になります。
ちなみに先に結論からいうと、(家賃+共益費)×3か月分+敷金+礼金=初期費用の目安が概算の計算式です。
仮にこういった物件の場合。
◆条件◆
家賃:60,000円
共益費:10,000円
敷金:0円
礼金:60,000円
◆諸費用◆
日割+翌月分家賃:93,333円(日割10日分で試算・30日月)
鍵交換代:27,500円
退去時クリーニング代:33,000円
保証会社(初回):35,000円
火災保険:20,000円
仲介手数料:35,000円(←半月分で試算。ご相談可能です)
諸費用計:243,833円
◆想定費用◆
諸費用計+敷金+礼金=303,833円
家電っていくらくらいかかる?
初めての一人暮らしの場合、今お持ちの家電とかがないことが多いので、最初から揃える必要が出てきます。では、どのあたりの物を揃える必要があるのでしょうか? 最近はテレビを置かない人も増えていますが、一般的にはテレビ・冷蔵庫・洗濯機・ドライヤー・掃除機辺りは最低限揃えておいた方が良いです。新品で揃えた場合はどのくらいかかるか見て行きましょう。
項目 | 概算費用 |
24型テレビ | 23,000円 |
冷蔵庫 | 30,000円 |
洗濯機 | 35,000円 |
ドライヤー | 4,000円 |
掃除機 | 5,000円 |
大体トータルで10万円弱くらいで揃えられる計算になります。後、あればより良いものとしては電子レンジ(2万円位)、炊飯器(1万円~)辺りでしょうか? ちなみに大阪にお住まいの方であれば、500円で配送から設置作業まで対応してくれるサービスもございますので、一度ご確認下さい。
最近は中古家電でも品質の良い物が多く、簡単に壊れるものでもないので中古を選ぶのも良い選択だと思いますよ!
ベッドは引き出し付きのものがおススメです
個人的なアドバイスとしては、単身向けの物件は収納スペースがそれほど大きくないので、ベッドは下が引き出しになっているタイプのものがおススメです。肌着や下着、靴下などの細々したものや、ハンカチ・タオル類、冬にしか使わない毛布などを分けて収納することが出来ますので、やはり引き出し付のものがおススメです。ただ、デメリットとしては引き出し付のベッドは新品で買うとちょっと高いです。とはいえ、中古はちょっと嫌な気もするので、この辺りは予算との兼ね合いで考えて頂くのが良いと思います。
この場合、フレームが30,000円位、マットレスが20,000円位、その他にシーツと枕、掛布団辺りが必要になります。
自炊をするなら鍋・フライパンに注意
初めての一人暮らしの方は結構ご存じない方が多いのですが、鍋・フライパン・やかんなどは注意が必要です。ガスコンロの場合は大体、どれを選んでも使えることが多いのですが、IHコンロのお部屋を選んだ場合には、鍋やフライパン等は専用のものが必要になります。ニトリとかIKEAに買いに行くと「IH専用」とか書いてあるので、見落とさないように選んでくださいね!
100円均一を上手く使いましょう!
他にも食器類やお箸、ちょっとした収納ケースなど、ダイソーやセリアなどで揃えられるものはなるべく100円均一で揃えることで費用を抑えることが可能です。(ちなみに最近は100均で釣り具なんかも置いていたりと、かなりのものが揃うようになっています)
まとめ
今回は初めての一人暮らしの方に、お部屋の契約金も含め、どういった費用が必要になるのか解説させて頂きました。特に初めての一人暮らしの場合は色々揃える必要があるので何かと出費が多いです。当事務所ではなるべく仲介手数料を頂かずに済むお部屋を中心にご紹介をさせて頂けますので、安心してお任せ頂けますと幸いです。
投稿者プロフィール
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1980年生まれ。若い頃はしがないバンドマンでヴォーカルをしていた。
不動産会社に勤務する傍ら、お酒を止めたことを機に39歳から勉強を始め、宅建を皮切りに管理業務主任者、簿記2級、行政書士と資格取得を通じてステップアップし、開業に至るという変わった経歴を持つ。
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