賃貸不動産経営管理士試験を受けてきました。

こんにちは。
昨日、11/19に賃貸不動産経営管理士の試験を受けて来ました。結果は・・・多分惨敗。笑  開業して間もなく、時間のない中で過去問はちょっとやったのですが、かなり難しかったです。
そこで、この試験の概要と試験を通して見えた、「国家試験難化問題」についてコラムを書いてみたいと思います。

試験概要

賃貸不動産経営管理士試験は、賃貸住宅の適正な管理業務を行うことができる専門家(国家資格「賃貸不動産経営管理士」)に必要とされる知識・技能・倫理観を問う試験です。

試験は、毎年11月の第3日曜日に実施され、一般社団法人賃貸不動産経営管理士協議会が実施しています。

試験科目は、以下の4つです。

  • 賃貸住宅の管理に関する法令
  • 賃貸住宅の管理に関する実務
  • 賃貸住宅の管理に関する知識
  • 賃貸住宅の管理に関する倫理

試験問題は、四肢択一式で、50問出題されます。試験時間は、120分です。

合格率は、年によって変動しますが、30%前後となっています。

どのくらい勉強した?

この試験の合格に必要な一般的な勉強時間は、100~250時間と言われています。
かなり振れ幅があるのですが、賃貸管理会社で仕事をしたことがある人か、未経験かでも全く変わってくるのがこの試験だからです。

私の場合ですが、既に宅建と管理業務主任者(マンション管理会社で必要になってくる資格です)を取得済みで、かつ、独立する前は賃貸管理もやっていたので、下駄をはいていた部分もあるのですが・・・蓋を開けてみると結構難しかったです!!泣

この試験に限らず、国家試験は難化傾向

私が宅建を取ったのは2020年度の試験でした。この年は民法の大改正があった年なので、難化することが予想されていたのですが、終わってみると合格基準点が過去最高得点の38点という、かなり高い得点でした。これには理由がありまして、宅建試験は元々「法改正」の論点がすごく好き!という特性があります。ですので、改正点をキッチリと抑えて行けば、どの論点から出題がされるか読みやすいという所があるのです。
加えて、引っかけ問題がイヤらしいというのもこの試験のポイントなのですが、裏を返すと引っかけパターンは大体過去問で出題済みの所が多く、過去問をやり込んでいれば、ある程度の引っかけにも対応が出来るようになります。そして、この年を境に、翌年から試験がめっちゃ難しくなり、どんどん試験対策が大変になってきているようですね。

さて、今回の賃貸不動産経営管理士試験ですが・・・過去問とは全然出題傾向が違いました。なんというか、テキストや条文などの根拠法令やガイドラインをキッチリと抑えていないと解けない問題や、ちょっと切り口が違う論点などがかなり出題されていた印象があります。過去問ざっくり横断して、時短で合格しようというのは、結構難しい試験の印象です。

行政書士試験も難しかったらしい

今年の行政書士試験も、とっても難しかったようです。特に憲法の問題はかなり解きにくい問題が多く、手も足も出なかったと感じた方も多かったようです。来年からは試験制度も少し変わり、行政書士法や住民基本台帳法などが一般知識の問題に加わるようで、この変更により納得のいく試験制度になってくれると良いなと個人的には思っています。

ちなみに公認会計士の試験も難化していると知り合いから聞きました。国家試験全体が難しくなっているようなので、「何か資格を!」と考えておられる方は、早めのチャレンジをおススメします。

会場は思い入れの深い場所でした

今回、お世話になった試験会場は「大阪アカデミア」という施設でした。この場所は私が初めての国家資格である宅建を受験した会場だったのです。
「懐かしーー」と思いながら会場に向かいました。当時は絶対に受からないと!とかなり意気込んで臨んだ試験だったのですが、今回は「落ちてもしゃーねーかー」くらいのテンションだったので、そりゃ落ちますよね!苦笑 なんか、すみません。

宅建の時もそうでしたが、コスモスクエアに来ると少しだけ海を眺めて帰るのがお決まりでした。(右の写真参照)
いずれ、申請取次の講習が終わってピンクカードが手に入ったら、出入国管理局にも頻繁にくることが出来るようになると良いなと思っています。

まとめ

今回は取るに足らない内容でしたね。実はこの後、知り合いの社長さんに誘われていた「政治資金パーティー」に参加するのですが、それはまた別の機会に書きます。

投稿者プロフィール

出野 勝巳
出野 勝巳
1980年生まれ。若い頃はしがないバンドマンでヴォーカルをしていた。
不動産会社に勤務する傍ら、お酒を止めたことを機に39歳から勉強を始め、宅建を皮切りに管理業務主任者、簿記2級、行政書士と資格取得を通じてステップアップし、開業に至るという変わった経歴を持つ。