【宅建業】保証協会加入の際の必要書類のご案内

宅建業許可を申請する際、多くの方は保証協会に加入されることになります。今回は2024年5月時点での保証協会加入の際の必要書類についてまとめます。私の備忘録を兼ねての記事ですが、申請前のチェック用に使いやすいチェックシート形式にしています。よろしければご活用ください。

参照:一般社団法人大阪府宅地建物取引業協会(ハトのマーク)

そもそも保証協会とは?

保証協会の存在をご存じない方の為に簡単に説明をさせていただくと、不動産屋を開業するには、取引において大きなお金を扱うケースも出てきます。仮に取引の途中でその会社がつぶれてしまったり、不測の事態が起こる場合もあります。そういった場合のために、不動産屋を営むためには事前に国に対して「営業保証金」というお金を預けておかなければならないという制度があります。この「営業保証金」は本店が1,000万円、支店においては500万円と、とっても高額なため、そのままでは開業費用を準備するのが大変になり、そもそも開業する人がいなくなってしまう事にもなりかねません。

代わりに保証協会に加入することで、開業資金が抑えられる為、ほとんどの方は保証協会に加入して、営業保証金の代わりに「弁済業務保証金分担金」を預け入れて営業を開始することになります。

保証協会に加入する際の費用

次に保証協会に加入していただく際の費用です。

※時期によって、入会キャンペーンを行っている場合もございます。その時々で協会のHPをご参照にお願いします。

宅建協会入会金600,000円
保証協会入会金200,000円
弁済業務保証金600,000円
入会金合計1,400,000円

上記の金額に加え、年会費として宅建協会が54,000円 保証協会が6,000円かかって参ります。(加入時は年会費も月割り計算で請求されます)

※記載の情報は2024年5月13日時点の情報です。

加入申請の際の必要書類のご案内

最後に必要書類の一覧表です。

※大阪府庁への申請の際の書類はまた別で必要になります。

書類名用紙枚数
入会申込書A43枚
誓約書(代表者・専任取引士・政令使用人署名)A41枚
弁済業務保証金分担金納付書A41枚
連帯保証書および誓約書
(代表者個人署名実印押印・誓約書は代表者印)
A41枚
入会申込者の経歴書A41枚
個人情報の取扱い(代表者署名)A41枚
代用者個人の印鑑証明公的証明1枚
免許通知はがき後日
免許申請書控えの写し申請控え
証明写真(代表者・専任の宅地建物取引士)3×4cm(横・縦)1枚
キャリアパーソン申込書A41枚
レインズ申込書A41枚

尚、入会申請の書類にいくつか代表者・専任の取引士・政令使用人の署名や捺印が必要な書類がありますので、申請前にご対応いただくことになります。

大阪府庁へ申請の際に必要な書類はこちらをご参照下さい。

大阪府のHPでもご確認いただけます。

料金関係

気になる料金関係は以下になります。(個人事業、または既に会社は出来ているものと仮定しますが、会社設立も依頼されたい場合は会社設立サポートのページをご確認下さい。もちろん、会社設立も許可申請もご依頼頂けるなら値引き対応はさせて頂きますのでご安心下さい)

項目金額
知事免許(新規・更新)33,000円
保証協会加入(分担金含む)約140万円
行政書士報酬(大阪府知事免許の場合)80,000円
行政書士報酬(保証協会加入)20,000円

※公的証明等の必要書類の取得もご依頼の際は実費でご請求致します。

まとめ

今回は宅建業免許申請にご加入いただく、保証協会(宅建業協会・大阪府の場合)の必要書類を解説させていただきました。ご不明な点やご依頼に向けてのご相談などは随時承っておりますので、電話・メール・LINEなどでご連絡くださいませ。

投稿者プロフィール

出野 勝巳
出野 勝巳
1980年生まれ。若い頃はしがないバンドマンでヴォーカルをしていた。
不動産会社に勤務する傍ら、お酒を止めたことを機に39歳から勉強を始め、宅建を皮切りに管理業務主任者、簿記2級、行政書士と資格取得を通じてステップアップし、開業に至るという変わった経歴を持つ。